情シスのOJT研修を振り返ってみた
はじめに
新卒としてOJTを受ける中で、私はクラスメソッドグループの全社情報システム担当チーム(Tier1ユニット)で多面的な業務に触れることができました。インフラやネットワークの設計背景を直接聞くことで、技術への理解を深め、同時に自分がネットワークエンジニアやインフラ領域に関心を持てるかを確かめる狙いもありました。
本記事では、CMグループで利用しているSaaSの概要やPCセットアップ研修、全社ネットワーク解説、さらには日々のサポート業務を支える#01-help-meチャンネルまで、OJTを通して学んだ内容をまとめて振り返りたいと思います。
これからOJTを受ける方にとって、「こんな風に進められているんだな」というイメージをつかむことができれば幸いです。
CMグループで使用しているSaaSについての説明
OJTの初期段階では、CMグループで利用しているSaaSについて詳しいレクチャーを受けました。例えば、EntraID 、intune 、jamf 等を用いることで、グループ内のデバイスの管理、 権限の与えなど これによりユーザー管理が容易になり、利便性が向上します。
この説明を聞いて、社内のSaaSがどんなものがあってそれぞれのサービスがどんな社内ルールを持って管理、運用されているのかを見ることができてすごく勉強になりました
PC(Mac,Windows)のセットアップ研修
次に行ったのがPCセットアップ研修です。ここでは、Windows用の Intune 、Mac用の Jamf のようなツールを活用しながら、PCが初期化から業務利用可能な状態になるまでのステップを繰り返し実践しました。
セットアップ研修の流れ
- 正常なセットアップ手順の把握 : 何度も初期化・セットアップを繰り返し、標準的な手順と最終的な正常状態を身体で覚える。
- 失敗ケースの実験 : わざと設定を変えたりして、セットアップが失敗するケースを体験。IntuneやJamfの管理画面を見ながら、どの段階でPCの状態が変化するのか、失敗時にはどんな挙動になるのかを確認し、原因推測や報告、ディスカッションを行いました。
こうした過程を通ってすごく良かったです。情シス業務は色んな社内の方が利用することであって、丁寧な手順案内とマニュアル化さの大切さを痛感しました。また、こうした実践を通じてシステムに対する深い理解と、成功・失敗両面からプロセスを体験できたことは大事な経験だと思います。
全社ネットワークの解説
全社ネットワークのレクチャーでは、実際にオフィスネットワークを設計・構築した話を伺うことができました。実際に社内のシステムの構成、どんな目的を持ってるのか、どういう課題を解決するための設計だったのかを現場の方から聞けたのですごく勉強になりました
ネットワークの経験が少なかった私でも、「なぜこの構成にしたのか」という背景や、実際の構築・運用上のリアルな課題を聞くことで理解が深まった貴重な時間でした
#01-help-meチャンネルで見る業務の裏側
クラスメソッドグループではSlackをチャットツールとして使用しており、その中で help-me チャンネルは、困りごとを気軽に相談できる窓口として機能しています
OJT中は直接対応する機会はありませんでしたが、担当してる方々がどのように問い合わせに反応し、情報が不足している場合は追加のヒアリングを行い対応していく一連の流れを観察することができました。情報利用に関する確実なルールやコミュニケーションスキルが社内のIT基盤を支える上でいかに重要かを実感しました。
まとめ
今回のOJTを通じて、SaaSやPCセットアップ、全社ネットワーク設計の背景理解、そして日々の問い合わせ対応を支える仕組みなど、幅広い視点から社内システムを知ることができました。各種ツールやサービスは組織全体が円滑に動くための「土台」であり、その土台を支えるT1Uの存在がどれだけ大きいのかを実感できました
「なぜこの仕組みが採用されているのか」という問いを常に持ちながら学ぶことで、ITに対する理解や興味はより深まりました。私もこの経験を活かし、学習し続け将来的には立派なエンジニアとして活躍して行きたいです
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社はクラスメソッドグループのオペレーション専門特化企業です。サポート・運用・開発保守・情シス・バックオフィスの専門チームが、最新 IT テクノロジー、高い技術力、蓄積されたノウハウをフル活用し、お客様の課題解決を行っています。当社は様々な職種でメンバーを募集しています。「オペレーション・エクセレンス」と「らしく働く、らしく生きる」を共に実現するカルチャー・しくみ・働き方にご興味がある方は、アノテーション株式会社 採用サイト をぜひご覧ください